浄土真宗の開祖「親鸞」を主人公とし、人間が持つ煩悩や罪業と信仰との葛藤を題材としている。ヒューマニズムで一貫された、純粋な作品。発表直後、当時の青年らに熱狂的に支持され、大ベストセラーになった。明解なストーリーで読みやすい。
書影: 岩波書店
なかなか開かなかった茶箪笥の抽匣(ひきだし)からみつけた銀の匙。伯母さんの無限の愛情に包まれて過ごした日々。少年時代の思い出を中勘助が自伝風に綴ったこの作品には、子ども自身の感情世界が、子どもが感じ体験したままに素直に描き出されている。
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